コラム

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子犬と暮らし始めたら知っておきたい!ワクチン・フィラリア・ノミダニ予防

犬との生活は楽しく、心を豊かにしてくれるものですが、その一方で健康管理やしつけ、日常のお世話など、わからないことや不安に感じることも多いかと思います。

ラハ動物病院ではワクチンやノミ・ダニ・フィラリアなどの予防、避妊・去勢手術などのご相談はもちろん、フードやしつけの相談も行っております。

初めて犬を飼われた方や久々に犬を飼われた方向けに、以下でさまざまな部分の解説を行います。

ぜひ一度読んでいただき、やらなければいけないことの整理などにお役立ていただけると幸いです。

最初に接種すべきワクチンとして、混合ワクチンと狂犬病ワクチンがあります。

詳しくは以下の「犬のワクチン接種について」というページに記載があるので、ここでは簡単に解説を行います。

「犬のワクチン接種について」

法令で接種が義務付けられているワクチンです。

特殊な場合を除き、犬を飼い始めたら年に1回接種していただきます。

接種の報告が義務化されているため、市区町村の担当窓口に届け出る必要があり、当院では吹田市にお住まいの方のみ代わりに届出を行うことができます。

さまざまな感染症から身を守るためのワクチンです。

子犬の場合は2、3、4ヶ月齢に1回ずつワクチンを接種します。

成犬を飼い始めた場合は状況によるので、ご相談ください。

混合ワクチンにはいくつか種類があるため、ご相談の上接種するワクチンを決定します。

以下の内容をお伺いすることがあるので、考えてきていただけるとスムーズです。

⚫︎ お散歩に行くかどうか

⚫︎ 行くならば散歩コースはどのようなところを想定しているか(河川敷など自然豊かなところを含むか)

⚫︎ キャンプや山登り、川遊びなどに行く予定はあるか

寄生虫予防も種類が多く悩まれる方が多いところです。

フィラリア予防、ノミ・ダニ予防、消化管の寄生虫予防のに分けて考えるとわかりやすいので、以下では分けて説明します。

蚊によって移る寄生虫です。

犬の体内に入ると最終的に心臓に寄生し、心臓が悪くなります。

一般的に予防期間が決まっており、当院では5~12月を予防期間としています。

ただ、平均気温の上昇に伴いフィラリア感染が起こり得る期間が延びているので、今後予防期間を変更する可能性があります。

最も良いとされているのは年中予防なので、ご検討ください。

お薬の種類などの詳細は「フィラリア予防について」のページで解説していますので、ご覧ください。

「フィラリア予防について」

ノミ・ダニ予防も重要です。

いずれも体表に寄生する虫であり、予防薬で駆除が可能です。

特に最近マダニが媒介するウイルス性の感染症が注目されており、予防の重要性が非常に高まっています。

お散歩に行かれる方は必ず予防してください。

お薬の種類などの詳細は「ノミ・ダニ予防について」のページで解説していますので、ご覧ください。

「ノミ・ダニの予防について」

飼い始めてすぐの犬には消化管の寄生虫がいることもよくあります。

多くの場合、家に来るまでは多くの犬とともに集団生活をしています。

そういった環境では寄生虫が蔓延していたりします。

なので、ペットショップやブリーダーさんから消化管内寄生虫を駆除したという話がなかった場合や下痢などの症状が目立つ場合は動物病院へご相談ください。

意外と症状がないことも多々あるため、当院では体温測定時に便が取れれば積極的に便検査を提案しています。