乳歯遺残
2024/11/04
動物の乳歯遺残(にゅうしいざん)とは、乳歯が自然に抜けずに残ってしまう状態を指します。犬や猫は成長するにつれて乳歯が永久歯に置き換わりますが、乳歯が残ることでいくつかの問題が発生することがあります。
影響
• 歯並びの問題:乳歯が残ることで、永久歯の位置がずれてしまい、歯並びに悪影響を及ぼします。
• 噛み合わせの問題:正しい噛み合わせができなくなり、食事に影響を及ぼす可能性があります。
• 口腔内の健康:乳歯が残ることで、歯周病のリスクが高まります。
診断
視診で判断します。永久歯は4〜6ヶ月の間に生え変わるため、それ以降に乳歯が残っている場合、乳歯遺残と診断されます。
治療
将来的な歯周病リスクを低下させるため、抜歯を行います。特に去勢、避妊手術を控えている場合は、同時に実施することで、麻酔回数を減らすことができます。