猫カゼの症状や治療
2024/11/04
猫カゼ(猫の上部気道感染症)は、猫に多く見られる呼吸器の病気で、主に猫ヘルペスウイルス(FHV-1)や猫カリシウイルス(FCV)が原因です。この病気は、猫の上気道に影響を与え、さまざまな症状を引き起こします。
主な症状
• くしゃみ
• 鼻水や目やに
• 咳
• 食欲不振
• 発熱
原因
他の猫から感染することがほとんどです。また、猫ヘルペスウイルスは感染後、神経に隠れ潜むので、猫と接触した心当たりがなくとも発症することがあります。
診断
問診、症状から疑います。検査によりウイルス感染を証明することもできますが、費用対効果から、行うことはあまりありません。重症例ではレントゲン検査を行います。
治療
基本的に症状を和らげる治療を行います。また、細菌が感染してしまうと重症化するため、抗生物質の使用を行うことが多いです。重症例では抗ウイルス薬を使用することがあります。
また、目の症状が強い場合は、目薬による治療を行います。
予防
混合ワクチン接種により、発症を防ぐまたは症状を和らげることができます。また、発症するかどうかは本人の免疫力に左右されます。ストレスの少ない環境での飼育も重要です。