犬の僧帽弁閉鎖不全症
2024/10/27
概要
犬の僧帽弁閉鎖不全症は、心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁がうまく閉じない病気です。
高齢の小型犬によく発生し、心臓で血液が逆流するため、心臓に負担がかかります。
主な症状
・咳
・運動時の息切れ
・疲れやすさ
・腹部の膨満(浮腫)
・呼吸が荒い
原因
主に加齢や遺伝的要因が関係しており、特定の犬種(特に小型犬)に多く見られます。
診断
身体検査(聴診)、レントゲン検査、心臓のエコー検査で診断を行います。
治療
心臓の拡大がなければ、定期チェックのみ行います。
心臓の拡大があれば、お薬によるコントロールを行います。
また、希望があれば心臓の手術を行うことができる病院を紹介させていただきます。
症状が出たときにはすでに病気が進行しています。定期的に受診し、早期発見してあげましょう。