歯周病について
2024/11/11
歯周病は、歯とその周りの組織に炎症が起こる病気で、主にプラークや歯石の蓄積が原因です。
最初は歯肉炎からはじまり、それを放置すると歯周炎へと進行します。歯肉炎と歯周炎を総称して歯周病と言います。
主な症状
• 口臭
• 歯茎の腫れや出血
• 歯のぐらつきや脱落
• 食べるのを嫌がる
• よだれが増える
・くしゃみが多い
診断
口の中をチェックし、判断します。また、正確な診断を行うため、鎮静をかけて検査をする場合もあります。
治療
初期の歯肉炎であれば、お家での歯磨きで対応できることもあります。歯周病に進行している場合には、基本的には麻酔下での処置が必要になります。具体的な処置は以下のようなものです。
スケーリング
歯石の除去を行います。当院では超音波スケーラーと呼ばれる器具を使用するので、より早く、より綺麗に歯石の除去を行うことができます。
ルートプレーニング・キュレッタージ
歯周ポケットの汚れを取り除き、歯に歯肉が再接着できるようにします。
ポリッシング
歯の表面をツルツルに磨きます。これにより新しい汚れがつきにくくなります。
抜歯
歯周病が進行している歯は抜歯しなくてはなりません。犬と猫は奥歯の根っこが二股や三股になっているため、奥歯を抜くときは歯科用のドリルを使用します。
予防
毎日の家でのデンタルケアが歯周病予防に最も有効です。コツコツ頑張って見てください。歯磨きが難しい方は、歯磨きの指導、有効性の高いデンタルケア用品の紹介も行えますので、お気軽にご相談ください。